お母さんのお腹は居心地良かったよ!

赤ちゃん、お元気に生まれて下さりありがとう!

里帰り出産をご希望の妊婦さん、35週で完全に帰京されるまで数回しかお会いできませんでしたが、メールや電話でのやり取りの中で、この新型コロナ禍でもしっかりと身体つくりをされ心身ともに「自分で産む」準備をされていると感じていました。なので35週に久しぶりにお会いし病院の健診で赤ちゃんが逆子ちゃんになっていても、お母さんのお身体は良いから今まで通りお過ごしになれば絶対に最後には赤ちゃんは頭を下にしてくれる!!と私もお母さんも落ち着いていました。常々、逆子になるには理由がある!と思っていますので、、、このコロナの時期に、都会のご自宅ではなく京都のご実家で生まれたいと、導いてくれた赤ちゃんが最後に望んでいることは何?私たちに伝えようとしていることは何?お食事OK!身体つくりOK!早寝早起きOK!感謝や祈りOK!それまでの生活を振り返り、鍼灸やヨーガ、逆子体操などなどできることはなんでも初体験されました。お産に合わせて合流予定だったお父さんも緊急帰京されお腹に手を当ててお声かけしてくださいました。

でも、、頑張っても頑張っても叶えられないこともあるのが、妊娠・出産・育児なんですね。嘱託医の先生は予定日までは赤ちゃんを待ちますと言って下さっていましたが、39週になった新月の夜(夏至の日)、お腹がよく張って翌日外来受診時も赤ちゃんは逆子のままで入院となり、その翌日お元気に産声をあげられました!

お母さんはギリギリまで経膣分娩を望んでおられましたが、先生のご判断で帝王切開でのご出産になりました。私がお産後すぐに特別に(現在コロナの感染拡大予防のためご家族だけのところを、、感謝ですm(_ _)m)面会させていただいた時に、赤ちゃんはそう長くはないへその緒(平均50cm、この赤ちゃんは51cm)を首に巻いていたと手術に立ち会った助産師さんから聞きました。そうか、だから誰もどこも何も悪くないのに逆子が治らなかったのですね、と納得したのですが、、

お母さん「手術する前に赤ちゃんが、本当は下から生まれたい、って言ったんです」と。

赤ちゃんは生まれる前に心から1番信頼するお母さんにだけは自分の思いを伝えていたのですね。

どの赤ちゃんも大好きなお母さんにひどいことをしようなんて思っていない。赤ちゃんはお腹に宿った時からいのちがけでメッセージを伝え、周りの人々までも動かし、妊娠中に生じるさまざまな出来事を、選択をお母さんにさせてくれますね。

お母さんのおかげでお腹の中のトツキトオカはとても居心地良かったよ!私がおうちで生まれるためにしてくれたことが足りないから手術を選んだのではないよ、本当は下から生まれたい、でもお臍が首に巻いて下に向けないから病院で先生に手伝ってもらおうね!って。手術前にお母さんにだけは伝えておきたかったのでしょうね。

 

お産直後、胸にしっかりと生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして

素肌と素肌を合わせる早期母子接触(カンガルーケアー)中のお写真です。

おつかれさまでした。おなかの中でしっかり育てて立派にお産なさいました!

赤ちゃん、これからも私たちを上手に導いてくださいね。